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結論:持ち歩く軽さならCIO、ノートPCまで面倒を見るならUGREEN
20000mAhクラスは「大容量だけど重い」が定説だった。その常識を崩しにきているのがCIO SMARTCOBY TRIO 67Wと**UGREEN Nexode 20000mAh 165W(巻取り式ケーブル内蔵)**の2台だ。同じ20000mAhでも、設計思想は正反対と言っていい。
- CIO SMARTCOBY TRIO 67W (20000mAh)(楽天実勢約9,870円):約333g・95×69×29.5mmという20000mAh級で圧倒的な小型軽量。単ポート最大67W
- UGREEN Nexode 20000mAh 165W(楽天実勢約13,790円):合計最大165W・巻取り式USB-Cケーブル内蔵・TFTディスプレイ搭載。ただし約550g
価格差は約3,900円。だが本当の分岐点は価格ではなく、「毎日カバンに入れる」のか「ノートPCの電源として据える」のかという使い方のほうにある。
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スペック比較表
| 項目 | CIO SMARTCOBY TRIO 67W | UGREEN Nexode 20000mAh 165W |
|---|---|---|
| 容量(mAh) | 20,000mAh | 20,000mAh |
| 換算Wh(3.7V) | 74Wh(本体公称77.4Wh) | 74Wh(本体公称72Wh) |
| 機内持ち込み判定 | 持ち込み可(100Wh未満・承認不要) | 持ち込み可(100Wh未満・承認不要) |
| 最大出力 | 単ポート67W | 合計165W(単ポート最大100W) |
| ポート構成 | USB-C×2+USB-A×1 | USB-C×2+USB-A×1(うち1本は巻取りケーブル) |
| USB-A出力 | 最大22.5W | 最大33W |
| 同時使用時 | C+C 65W / C+A 67.5W / 3ポート 60W | 合計165W |
| 入力 | USB-C 最大67W | USB-C 最大100W |
| ケーブル内蔵 | なし | 約0.65m巻取り式(7段調節) |
| ディスプレイ | LEDドット表示 | TFTディスプレイ |
| パススルー | 対応 | 対応(低電流モードあり) |
| 重量 | 約333g | 約550g |
| サイズ | 約95×69×29.5mm | 約146×54×50mm |
| 実勢価格 | 約9,870円 | 約13,790円 |
| レビュー | 4件・5.00 | 40件・4.63 |
| 販売元 | ケーズデンキ 楽天市場店 | UGREEN公式楽天市場店 |
※価格・レビュー件数は執筆時点(2026年7月)の楽天実売値です。スペックは各社公称値。CIOのメーカー希望小売価格は8,980円(税込)です。同じCIO SMARTCOBY TRIOには単ポート最大35Wの20000mAhモデル(約328g・91×68.5×30mm・実勢約6,980円・レビュー43件4.12/CIO楽天市場店)もあり、出力を落として価格と実績を取る選択肢も存在します。
CIO SMARTCOBY TRIOが勝つ場面
20000mAhで333gという「毎日持てる」重量
20000mAhクラスで最も現実的な障壁は重さだ。CIO SMARTCOBY TRIO 67Wは約333g、体積にして約95×69×29.5mm。UGREEN Nexodeの約550gと比べると200g以上軽い。500mlペットボトル1本弱と、350ml缶より軽い1台。この差は通勤カバンに毎日入れるかどうかを分ける。
CIOはこのシリーズについて前モデル比で体積約26%減・重量約19%減を実現したと説明しており、「20000mAhは重いから諦める」という前提そのものを崩しに来ている。
67Wは実は「ちょうどいい」ライン
単ポート最大67Wは、USB-C給電のノートPC(MacBook Airクラスや13インチ級のWindowsノート)を通常運用でまかなえる水準だ。USB-Cは各ポート67W、USB-Aは22.5W、3ポート同時でも合計60Wを配分できる。
スマホ・タブレット・イヤホンが主戦場なら67Wでも持て余すくらいで、165Wという数字に追加で4,000円払う理由は薄い。PD/PPS対応でGalaxyの超急速充電にも乗る。
入力67W+パススルーで運用が軽い
本体への入力も最大67W対応。20000mAhという容量でも再充電が現実的な時間に収まる。さらにパススルー充電に対応しているため、コンセントに挿しっぱなしで本体とスマホを同時に充電できる。帰宅後に充電器へ挿すだけで翌朝には全部満タン、という運用がそのまま成立する。
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UGREEN Nexodeが勝つ場面
合計165W・単ポート100WというノートPC本気仕様
USB-C1(巻取りケーブル側)とUSB-C2がそれぞれ最大100W、USB-Aが最大33W、合計で最大165W。15インチ以上のノートPCや高負荷時に大電流を要求するモバイルワークステーション級でも、本体ACアダプタに近い感覚で給電できる。
さらに入力も最大100W対応。20000mAhという大容量にもかかわらず、対応充電器を使えば短時間でフル充電に戻せる。「充電に何時間もかかる大容量」という弱点を出力側・入力側の両方から潰している。
巻取り式ケーブル内蔵という実運用の強さ
約0.65mのUSB-Cケーブルを本体内蔵で、しかも7段階に長さを調節できる。ケーブルを別に持たなくていいというのは、カバンの中身が減るという以上に「忘れる要素が1つ消える」という安心につながる。
本体重量では約200g負けているが、ケーブル1本(30〜60g程度)を別途持つ前提で比べると、差は実質的に縮まる。ケーブルの断線・紛失リスクがないのもポイントだ。
TFTディスプレイで残量と電力を可視化
残量%だけでなく、いま何Wで給電しているかをTFTディスプレイで確認できる。「思ったより充電が遅い」と感じたときに、ケーブルが悪いのか機器側の制限なのかを切り分けられる。レビュー40件・評価4.63という実績も、この価格帯としては十分な母数だ。
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2026年の航空機持ち込みルールと本記事の製品
2026年4月24日搭乗分より、日本発着の国内線・国際線全便でモバイルバッテリーの取り扱いが変わった。ICAO(国際民間航空機関)の国際基準改正と国土交通省の指針改正を受けたもので、ANA・JALとも同内容で告知している。
- 機内持ち込みは容量にかかわらず1人2個まで
- 持ち込めるのは160Wh以下のみ。160Wh超は持ち込み・預け入れとも不可
- 100Wh超〜160Wh以下は一部の海外航空会社で事前承認が必要
- 座席上の収納棚(オーバーヘッドビン)への収納は禁止。座席下・前座席ポケット・手持ちのかばんなど常に手の届く範囲で保管
- 機内電源からモバイルバッテリー本体への充電は禁止。バッテリーから機器への給電も控えるよう案内されている
- 預け入れ手荷物に入れるのは禁止。違反時は航空法に基づき2年以下の拘禁刑または100万円以下の罰金の可能性
20000mAh=74Wh、両機とも承認不要で持ち込み可
換算式はシンプルだ。リチウムイオン電池の公称電圧3.7Vで計算するのが航空各社の一般的な扱いになっている。
Wh = 容量(mAh) ÷ 1000 × 3.7V
| 製品 | 計算式 | 換算Wh | 本体公称Wh | 判定 |
|---|---|---|---|---|
| CIO SMARTCOBY TRIO 67W | 20000 ÷ 1000 × 3.7 | 74Wh | 77.4Wh | ○ 持ち込み可(承認不要) |
| UGREEN Nexode 20000mAh 165W | 20000 ÷ 1000 × 3.7 | 74Wh | 72Wh | ○ 持ち込み可(承認不要) |
面白いのは、同じ20000mAhでも本体に表示されるWhがメーカーによって違う点だ。CIOはセル構成(15.48V×5000mAh)から77.4Wh、UGREENは3.6V換算で72Whと公称している。どちらも100Wh未満なので結論は変わらないが、空港で見られるのは本体に印字されたWh表示なので、購入したら一度本体の刻印を確認しておくと安心だ。
「2個まで」なら20000mAh級を1個持つのが正解
新ルールで実際に効いてくるのは容量上限ではなく個数制限のほうだ。20000mAh(74Wh)を2個持ってもWh合計148Whは規制対象外だが、そこで枠は終わる。
そして機内でバッテリー本体を充電できない以上、離陸時に入っている電力がフライト中の総量になる。となると「10000mAh(37Wh)を2個」より「20000mAh(74Wh)を1個+小型を1個」のほうが、総量でも取り回しでも有利だ。20000mAh級を主力に据え、残り1枠をカメラ用や同行者用の小型機に回すのが、2026年ルール下での現実的な構成といえる。
なお、Anker Prime系のような26250mAh(約97Wh)クラスも100Wh未満で持ち込み自体は可能だが、100Whに肉薄するため海外航空会社を使う場合は事前確認が無難だ。詳しくはAnker Prime 20000と737を比較も参考にしてほしい。
OFFICIAL公式ストアで見るどちらを買うべきか
- 毎日カバンに入れて持ち歩く → CIO SMARTCOBY TRIO 67W。約333gという軽さは日常運用で効き続ける
- 15インチ級ノートPCを本気で充電したい → UGREEN Nexode 165W。単ポート100Wはこのクラスの上限に近い
- ケーブルを持ち歩きたくない・忘れがち → UGREEN Nexode。巻取り式内蔵は運用の失敗を確実に減らす
- 出張のお供として飛行機に持ち込む → どちらも74Wh相当で問題なし。ただし2個枠を意識して、大容量1個+小型1個の構成に
- 予算を1万円以下に抑えたい → 同じCIO SMARTCOBY TRIOの35Wモデル(約6,980円・レビュー43件4.12)が現実解。出力は落ちるがレビュー母数は厚い
- 他の大容量モデルも見比べたい → モバイルバッテリーおすすめランキング2026やAnker 535と737を比較も参考になる
まとめ
| あなたの用途 | 買うべき1台 |
|---|---|
| 毎日持ち歩く20000mAhが欲しい | CIO SMARTCOBY TRIO 67W |
| ノートPCを165Wで充電したい | UGREEN Nexode 20000mAh 165W |
| ケーブル込みで荷物を減らしたい | UGREEN Nexode 20000mAh 165W |
| コスパ重視で20000mAhを試したい | CIO SMARTCOBY TRIO 35W(約6,980円) |
**20000mAh=74Wh。どちらを選んでも機内持ち込みの心配はいらない。**残る判断軸は「333gか550gか」「67Wか165Wか」「ケーブル内蔵が要るか」の3点だけだ。
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