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結論:レビュー実績と選択肢の幅でUGREEN、単価の安さと出力密度でXiaomi
「安くて悪くないモバイルバッテリー」を探すと必ず候補に挙がるのがUGREENとXiaomi。どちらもコスパ路線だが、日本市場での立ち位置はかなり違う。
- UGREEN:楽天のレビュー実績が圧倒的。主力機だけで合計約3,100件。10000mAh PD20Wモデルは実勢2,690円でレビュー1,569件・評価4.67
- Xiaomi:20000mAh級を実勢2,880円から出す価格破壊力と、10000mAhに165W出力を詰め込む密度。公称Whを仕様に明記する透明性も強み
端的に言えば、「多くの人が使って評価している安心を買う」ならUGREEN、「同じ容量を1円でも安く、または小さく」ならXiaomi。この記事では実売データで両社を比較し、2026年4月施行の機内持ち込み新ルールに照らした判定まで載せる。
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スペック比較表
両社のフラッグシップ(25000mAhクラス)を並べた。価格・レビューは執筆時点(2026年7月)の楽天実売値。
| 項目 | UGREEN 145W Power Bank | Xiaomi 212W HyperCharge 25000 |
|---|---|---|
| 容量(mAh) | 25000mAh | 25000mAh |
| 換算Wh | 約92.5Wh(3.7V換算) | 90.8Wh(公称・3.63V) |
| 機内持ち込み判定 | ⭕ 可(100Wh未満・事前承認不要) | ⭕ 可(100Wh未満・事前承認不要) |
| 最大出力 | 145W | 212W |
| 単ポート最大 | 140W | 140W(PD3.1) |
| ポート数 | 3(USB-C×2/USB-A×1) | 2(USB-C/USB-A) |
| 入力 | 65W | — |
| 重量 | 約510g | 約628g |
| サイズ | — | 約160×55.4×55.4mm |
| 実勢価格 | 9,999円 | 12,980円 |
| レビュー件数・評価 | 441件・4.62 | 5件・5.00 |
| 保証 | 2年 | — |
10000mAhクラスで比べるとこうなる。
| 項目 | UGREEN 10000mAh PD20W | Xiaomi 165W Power Bank 10000 |
|---|---|---|
| 容量(mAh) | 10000mAh | 10000mAh |
| 換算Wh | 37Wh(3.7V換算) | 36Wh(公称) |
| 機内持ち込み判定 | ⭕ 可(余裕) | ⭕ 可(余裕) |
| 最大出力 | 20W | 165W |
| ポート数 | 2(USB-C×1/USB-A×1) | 2(USB-C内蔵ケーブル+USB-C) |
| サイズ | — | 約143×48×36mm |
| 実勢価格 | 2,690円 | 5,980円 |
| レビュー件数・評価 | 1,569件・4.67 | 72件・4.36 |
※「—」は公称値を確認できなかった項目です。同じ10000mAhでも、UGREENは価格と軽さ、Xiaomiは出力密度に振っており、狙う層が違います。
UGREENが勝つ場面
楽天レビュー実績の圧倒的な厚み
本記事で参照した主要モデルのレビュー件数を合計すると、UGREENが約3,100件、Xiaomiが約110件。30倍近い差がある。単体で見てもこの通りだ。
| モデル | 容量 | 実勢価格 | レビュー件数・評価 |
|---|---|---|---|
| UGREEN 10000mAh PD20W | 10000mAh | 2,690円 | 1,569件・4.67 |
| UGREEN ケーブル内蔵 20000mAh 45W | 20000mAh | 6,280円 | 749件・4.58 |
| UGREEN 145W Power Bank | 25000mAh | 9,999円 | 441件・4.62 |
| UGREEN Nexode 130W | 20000mAh | 13,580円 | 146件・4.74 |
| UGREEN 100W | 20000mAh | 9,999円 | 126件・4.66 |
しかも評価がどれも4.5以上で安定している。「安いけど当たり外れがある」タイプの怖さがない。モバイルバッテリーのように発火リスクが議論される製品カテゴリでは、母数の大きさそのものが判断材料になる。
ラインナップの刻みが細かい
10000mAhの2,690円から、48000mAh・300Wの26,650円まで幅が広い。用途別に選びやすいのが強みだ。
- 10000mAh PD20W 2,690円 — 37Wh。日常用・2個目枠に最適
- ケーブル内蔵20000mAh 45W 6,280円 — 74Wh。ケーブルを忘れるリスクがない旅行向き
- 100W 20000mAh 9,999円 — 74Wh。ノートPC対応の実用ライン
- Nexode 130W 20000mAh 13,580円 — 74Wh。TFTディスプレイ搭載・縦置きデザイン
- Nexode 巻取式165W 20000mAh 13,790円 — 74Wh。ケーブル一体で単ポート高出力
- Nexode 4-in-1 145W 20000mAh 26,980円 — 74Wh。Qi2ワイヤレス充電も兼ねる
とくにケーブル内蔵/巻取式モデルの充実は旅行用途で効く。荷物が1つ減るのは体感でわかる差だ。
2年保証と入力65W
UGREEN 145W Power Bankは保証2年。加えて入力65W対応で、PD65W以上の充電器を使えば約90分でフル充電できる。機内でバッテリー本体を充電できなくなった2026年以降、「空港ラウンジの滞在時間で満充電にできるか」は実用上かなり重要になった。入力側のスペックを軽視しないほうがいい。
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Xiaomiが勝つ場面
20000mAh級を2,880円から
価格の攻め方はXiaomiが一枚上手だ。
| モデル | 容量 | 換算Wh | 実勢価格 | レビュー件数・評価 |
|---|---|---|---|---|
| Xiaomi 22.5W Power Bank 20000 | 20000mAh | 74Wh | 2,880円 | 8件・4.63 |
| Xiaomi 33W Power Bank 20000mAh | 20000mAh | 74Wh | 3,480円 | 17件・4.41 |
| Xiaomi 67W Power Bank 20000 | 20000mAh | 74Wh | 4,780円 | 1件・5.00 |
74Whの容量が2,880円。UGREENの同クラス(ケーブル内蔵45W・6,280円)の半額以下だ。しかも22.5W・33Wモデルはケーブル内蔵。「予備として1個カバンに入れておく」用途なら、この価格帯は魅力的だ。
出力密度という独自の強み
165W Power Bank 10000(Integrated Cable)は10000mAh・36Whの筐体で165W出力(内蔵ケーブル120W+USB-C 45W)。143×48×36mmという細身のボディにこの出力を詰めてきた。単ポート最大でノートPCも実用速度で充電できる。
フラッグシップの212W HyperCharge Power Bank 25000は単ポートPD3.1で140W、マルチポート合計212W。同じ25000mAhでもUGREEN 145Wより出力の天井が高い。
薄型ではUltraThin Magnetic Power Bank 5000(15W)が厚さ6mm・98g・実勢6,980円。18.5Whで、MagSafe対応iPhoneに貼り付けて使う2個目枠向けだ。
公称Whが仕様に明記されている
地味だが、2026年のルール下では効いてくる。Xiaomiは製品仕様にワット時定格量を書いている。
- 165W Power Bank 10000 → 36Wh
- 212W HyperCharge Power Bank 25000 → 90.8Wh(3.63V・25000mAh)
3.7V換算だと前者は37Wh、後者は92.5Whになるが、公称値のほうが正式。搭乗手続きで数値を聞かれたとき、公開仕様をすぐ提示できるのは実務上のメリットだ。
一方の弱点は明確で、日本市場でのレビュー実績がまだ薄いこと。212W HyperChargeは評価5.00だがレビュー5件、67W Power Bank 20000に至っては1件しかない。評価が悪いわけではなく、単に母数が足りない段階だと理解しておきたい。
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2026年の航空機持ち込みルールと本記事の製品
新ルールの要点(2026年4月24日搭乗分より)
日本発着の全便に適用される。
- ワット時定格量160Wh以下のものに限り機内持ち込み可
- 1名につき2個まで(容量にかかわらず)
- 100Wh超〜160Wh以下は一部の海外航空会社で事前承認が必要
- 160Wh超は持ち込み・預け入れとも不可
- 預け入れ手荷物に入れることは禁止。必ず機内持ち込み手荷物へ
- 機内電源からモバイルバッテリー本体への充電は禁止
- 座席上の収納棚に入れず、常に手の届く範囲で保管(2025年7月8日から先行適用)
- ショート防止のため端子をテープで保護、またはビニール袋に入れる
違反時は航空法に基づく罰則(2年以下の拘禁刑または100万円以下の罰金)の対象になり得る。出典:ANA公式 / JAL公式 / Anker Japan解説
換算式と本記事の製品の判定
Wh = mAh ÷ 1000 × 公称電圧(V)。リチウムイオン電池は一般に3.7Vで換算する
両社の製品を実際に計算した。
| 製品 | 容量 | 計算 | 換算Wh | 判定 |
|---|---|---|---|---|
| Xiaomi UltraThin Magnetic 5000 | 5000mAh | 5000÷1000×3.7 | 18.5Wh | ⭕ 可 |
| UGREEN 10000mAh PD20W | 10000mAh | 10000÷1000×3.7 | 37Wh | ⭕ 可 |
| Xiaomi 165W Power Bank 10000 | 10000mAh | 公称値あり | 36Wh | ⭕ 可 |
| UGREEN ケーブル内蔵20000mAh | 20000mAh | 20000÷1000×3.7 | 74Wh | ⭕ 可 |
| Xiaomi 22.5W Power Bank 20000 | 20000mAh | 20000÷1000×3.7 | 74Wh | ⭕ 可 |
| UGREEN Nexode 130W 20000mAh | 20000mAh | 20000÷1000×3.7 | 74Wh | ⭕ 可 |
| UGREEN 145W Power Bank 25000 | 25000mAh | 25000÷1000×3.7 | 約92.5Wh | ⭕ 可(100Wh未満) |
| Xiaomi 212W HyperCharge 25000 | 25000mAh | 公称値あり | 90.8Wh | ⭕ 可(100Wh未満) |
| UGREEN Nexode 48000mAh | 48000mAh | 公称値あり | 153.6Wh | ⚠️ 可だが100Wh超 |
唯一の要注意モデル:UGREEN Nexode 48000mAh
UGREEN Nexode モバイルバッテリー(48000mAh・300W)は商品名に153.6Whと明記されている。実勢26,650円・レビュー15件・評価4.67。
ここが換算式の落とし穴で、48000mAhを3.7Vで計算すると177.6Whになり160Wh超で持ち込み不可の判定になってしまう。だが公称は153.6Wh(48Ah × 3.2V)。160Wh以下なので持ち込み自体は可能だ。
ただし100Wh超の領域なので、海外航空会社では事前承認が必要になる場合がある。加えてこれ1台で2個の枠のうち1つを消費する。空路メインの旅行用としては積極的には勧めにくい一方、車移動やキャンプ、防災用途では300W出力とハンドル付きの取り回しが活きる。
改めて強調しておくと、本体やパッケージにWh表記があれば必ずそちらを確認すること。3.7V換算は表記が見当たらない場合の推定手段にすぎない。
「2個まで」の組み合わせ例
機内でバッテリー本体への充電ができなくなった以上、出発前に満充電した容量がその旅程の上限になる。両社の製品での現実的な構成を計算した。
| 構成 | 内訳 | 合計Wh | 実勢合計 | 判定 |
|---|---|---|---|---|
| 最安コンビ | Xiaomi 22.5W 20000(74Wh)+ UGREEN 10000 PD20W(37Wh) | 111Wh | 5,570円 | ⭕ |
| UGREEN 2台 | 145W 25000(約92.5Wh)+ 10000 PD20W(37Wh) | 約129.5Wh | 12,689円 | ⭕ |
| Xiaomi 2台 | 212W 25000(90.8Wh)+ UltraThin 5000(18.5Wh) | 109.3Wh | 19,960円 | ⭕ |
判定は合計値ではなく1個あたりのWhで行われるため、上記はいずれも問題ない。
どちらを買うべきか
判断フローはこうなる。
- レビュー実績の多さで安心を買いたいか → YESならUGREEN。10000mAh PD20W(2,690円・レビュー1,569件)が入口として最適
- 20000mAh級を最安で手に入れたいか → YESならXiaomi 22.5W Power Bank 20000(2,880円・74Wh)
- ノートPCも充電するか → UGREEN 145W(約92.5Wh・9,999円・2年保証)かXiaomi 212W(90.8Wh・12,980円)。コスパならUGREEN、出力の天井ならXiaomi
- ケーブルを持ちたくないか → UGREENのケーブル内蔵/巻取式が選択肢豊富
- MagSafeで貼り付けたいか → Xiaomi UltraThin Magnetic 5000(6mm・98g)
他メーカーも検討するなら
コスパ2社で決めきれない場合、実績重視のAnkerを比較対象に加えると輪郭がはっきりする。Ankerは標準18ヶ月保証で公式ストアの会員登録により24ヶ月まで延長でき、Nano Power Bank(5000mAh)は実勢2,890円でレビュー3,952件・評価4.46。「保証期間の長さ」を軸にするならAnkerが頭ひとつ抜ける。
OFFICIAL公式ストアで見る関連記事も参考にしてほしい。
- モバイルバッテリーおすすめランキング2026 — メーカー横断の総合ランキング
- Anker Prime vs UGREEN Nexode 充電器比較 — 充電器側でも両社は競合している
- 65W GaN充電器 徹底比較 — 入力側の充電器選びに
まとめ
| あなたの用途 | 買うべき1台 | 換算Wh |
|---|---|---|
| 実績重視・日常用の1台目 | UGREEN 10000mAh PD20W(2,690円) | 37Wh |
| とにかく安く大容量 | Xiaomi 22.5W Power Bank 20000(2,880円) | 74Wh |
| ノートPC対応・コスパ重視 | UGREEN 145W Power Bank(25000mAh) | 約92.5Wh |
| 出力の天井を求める | Xiaomi 212W HyperCharge 25000 | 90.8Wh |
| ケーブルを持ちたくない | UGREEN ケーブル内蔵20000mAh 45W | 74Wh |
| MagSafeで薄く貼り付ける | Xiaomi UltraThin Magnetic 5000(6mm) | 18.5Wh |
決め手は**「母数の大きいレビューを信じるか、単価の安さを取るか」**。機内持ち込みという観点では、48000mAhのNexodeを除けば両社とも100Wh未満で余裕をもってクリアしている。
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