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結論:FANUCと安川を両方扱うなら「1台を少し盛る」のが最も安い
複数メーカーのロボットを扱うSIerや生産技術部門では、FANUCのROBOGUIDEと安川のMotoSim EG-VRCを両方インストールしたPCが1台あると圧倒的に仕事が楽になる。案件ごとにPCを使い分ける必要がなくなり、ライセンスドングルの管理も1箇所で済む。
幸い、両ソフトは要求スペックの傾向がほぼ同じ(OpenGLベースの3Dシミュレータ)なので、「どちらか片方に最適なPC」を少し盛れば、そのまま両対応機になる。専用機を2台買うより確実に安い。
両対応PC選びの軸は次の3つ。
- 外部GPU(OpenGL対応):GeForce RTX 4060クラス以上。両ソフト同時起動でも描画に余裕を
- メモリ32GB:片方ずつなら16GBでも動くが、同時起動や大型CAD取り込みを考えると32GBが実質必須
- CPUシングルコア性能:どちらのシミュレーション再生もクロック依存。第13世代以降のCore i7が目安
この軸で選んだおすすめ3機種がこちら。
| 順位 | モデル | 形状 | 参考価格(税込) | ひとこと評価 |
|---|---|---|---|---|
| 1位 | mouse DAIV デスクトップ(RTX 5060) | デスクトップ | ¥390,000前後 | 新世代GPU+クリエイター向け設計。長く使える母艦 |
| 2位 | LEVEL∞ 15.6型 RTX 4060ノート | ノート | ¥223,000前後 | i7-14650HX。持ち運べる両対応機の価格破壊 |
| 3位 | Dell Precision 5550(中古) | 15.6型ノート | ¥116,000前後 | i7+32GB+4Kの中古WS。予算重視の現実解 |
※価格は執筆時点の楽天市場の実売目安。構成・価格は変動するため購入時に販売ページで確認してほしい。ROBOGUIDE・MotoSim EG-VRCの正式な動作環境はバージョンごとに異なるため、最終的にはFANUC・安川電機(または販売代理店)の案内を必ず確認すること。
両ソフト共通の推奨スペック早見表
| 項目 | 最低ライン | 両対応の推奨 |
|---|---|---|
| OS | Windows 10/11 64bit | Windows 11 Pro 64bit |
| CPU | Core i5 | Core i7(第13世代以降) |
| メモリ | 16GB | 32GB(同時起動・CAD取り込み前提) |
| GPU | OpenGL対応の外部GPU | GeForce RTX 4060以上/NVIDIA RTX Aシリーズ |
| ストレージ | SSD 500GB | NVMe SSD 1TB以上(両ソフト+CADデータ) |
両対応ならではの注意点も押さえておこう。
- ストレージは1TB以上を強く推奨:シミュレータ2本+ロボットモデルライブラリ+案件ごとのCADデータで、500GBはあっという間に埋まる。
- ライセンス管理:USBドングル方式のライセンスを併用する場合、USBポートの数と配置(隣接ポートと干渉しないか)を確認。
- 画面出力:ジョブ編集+3Dビュー+資料を並べるならデュアルモニターが基本。出力ポートの数と規格(HDMI/DisplayPort/USB-C)をチェック。
1位:mouse DAIV デスクトップ(RTX 5060) ── 新世代GPUで5年戦える母艦
参考価格:¥390,000前後(新品)
マウスコンピューターのクリエイター向けデスクトップ。2025年登場のGeForce RTX 5060を搭載した現行世代構成で、ROBOGUIDEの大規模セルもMotoSimのライン一式再現も余裕を持ってこなせる。クリエイター向けラインのDAIVは静音性・拡張性を重視した筐体設計で、事務所に置いても耳障りにならないのが地味にうれしい。
デスクトップなのでメモリ増設・ストレージ追加・将来のGPU換装まで見通せる。「FANUC案件と安川案件が両方走る設計室の母艦」を1台で長期運用するならこれだ。国内生産+法人サポートというマウスの安心感も、業務機として選びやすいポイント。詳細構成(メモリ容量など)は販売ページで必ず確認を。
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2位:LEVEL∞ 15.6型 RTX 4060ノート ── 22万円台で両ソフトを持ち歩く
参考価格:¥223,000前後(新品)
パソコン工房のゲーミングノート「レベルインフィニティ」。Core i7-14650HX+GeForce RTX 4060+1TB SSDで22万円台という価格は、両対応で持ち運べるPCとしては破格だ。HX系CPUのシングルコア性能はデスクトップ級で、どちらのシミュレータの再生もきびきび動く。
標準16GBのメモリだけが惜しい点で、両ソフトの同時起動やCAD取り込みを考えるなら32GBへの増設・カスタマイズを前提にしたい。それでも総額は1位の6割程度に収まる。FANUCの立ち上げ現場から安川の客先打ち合わせまで1台で飛び回る、多メーカー対応エンジニアの実戦機だ。
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3位:Dell Precision 5550(中古) ── 12万円弱でi7+32GB+4K。中古WSの完成形
参考価格:¥116,000前後(中古)
Dellの15.6型モバイルワークステーションの中古品。Core i7-10850H+メモリ32GB+SSD 1TB+4Kタッチパネルという構成が12万円弱で手に入る。Precisionは各種CAD・シミュレーションソフトのISV認証を取得してきたワークステーションラインで、OpenGL系ソフトとの相性の良さは折り紙付き。最初から32GB積んでいる個体を選べるのが両対応用途では大きい。
CPU・GPUは世代が古いため、大規模セルの快適さは新品勢に及ばない。それでも「標準的なセルの編集・検証を両ソフトで」という用途なら十分実用になる。教育用・サブ機・まず両方試したい人の現実解だ。中古なのでバッテリー状態と保証は出品ごとに確認を。
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用途別の選び分けまとめ
- 設計室の母艦を1台で長期運用 → 1位 DAIV デスクトップ(RTX 5060)
- 現場・客先へ持ち出しつつ両対応・予算22万円台 → 2位 LEVEL∞ RTX 4060ノート
- 予算12万円で両方試す・教育用 → 3位 中古 Dell Precision 5550
FANUC専業ならROBOGUIDE用PCおすすめ3選、安川専業ならMotoSim EG-VRC用PCおすすめ3選で、それぞれに特化した選び方を解説している。
ノートを選んだ人はUSB-Cドッキングステーションおすすめランキングとモバイルモニターおすすめランキングでデスク環境を整えると、オフラインティーチングの効率が一段上がるはずだ。