結論:散らかりの原因は「充電器の数」。ACとUSBを縁の1台に集約する
デスクが散らかる直接の原因は、ケーブルではなく充電器の数です。ノートPC用、スマホ用、イヤホン用……ACアダプタが増えるほど、足元のタコ足配線は膨らみ、机上のケーブルは絡まります。
サンワサプライのクランプ固定式タップ TAP-B114UC-2(2026年1月発売)は、この問題を「天板の縁」で解決する構成です。
- USB-C×3+USB-A×1を内蔵し、スマホ・イヤホン・小物の充電器そのものを不要にする
- USB-CはPD最大65W(1ポート使用時)で、13〜14インチクラスのノートPC充電器まで吸収できる
- それでも残る機器(モニター等)はAC4個口(前面2+背面2)へ
- クランプで天板に固定するので、抜き差しでタップが動かず、床にタップを置かなくてよい
標準価格14,300円(税込)、楽天実勢11,880円前後(2026年9月時点・変動します)。
スペック早見表
| 項目 | TAP-B114UC-2BK/2W |
|---|---|
| AC差込口 | 4個口(前面2・背面2/斜め設計・シャッター付き) |
| USBポート | Type-C×3+Type-A×1 |
| USB PD出力 | 最大65W(Type-C 1ポート使用時)/2ポート時は45W+20W |
| Type-C単独時の出力 | 5V/3A・9V/3A・12V/3A・15V/3A・20V/3.25A |
| USB-A単独時の出力 | 5V/3A・9V/2A・12V/1.5A |
| 定格容量 | 13.5A・100V(合計1350Wまで) |
| コード | 2m・二重被覆(VCTFK 2.0sq×2芯) |
| クランプ固定範囲 | 最大40mm厚の天板 |
| 安全設計 | 全差込口ホコリ防止シャッター、絶縁キャップ付きプラグ、過電流保護、自動識別IC |
| サイズ/重量 | 約W197×D70×H43.5mm(クランプ除く)/約610g |
| 差込口間隔 | 50mm(大型アダプタ同士が干渉しにくい) |
| カラー | ブラック(BK)/ホワイト(W) |
| 発売日 | 2026年1月16日 |
| 価格 | 標準価格14,300円(税込)・楽天実勢11,880円前後 |
手順:デスクの電源を1台に集約する
手順1:挟む位置を決める
クランプは最大40mm厚の天板に対応します。位置決めのポイントは3つ。
- 利き手と逆側の縁に付けると、マウス操作の邪魔になりません
- 昇降デスクなら天板側に固定するのが本機の使い方として合理的です。コードが2mあるので、天板が上がっても床のコンセントに届く余裕を確保できます
- 天板裏の幕板・配線ダクトとクランプが干渉しないか先に確認します
工具は不要で、穴あけもないため賃貸の造作デスクや会社のデスクでも使えます。なおクランプ金具は取り外せないので、床置きタップとしての転用は考えないでください。
手順2:USBに「充電器で挿していたもの」を移す
スマホ、ワイヤレスイヤホン、電子書籍リーダー、モバイルバッテリー——これまでACアダプタ経由で充電していた機器をUSBポートへ直接つなぎます。これでACアダプタが3〜4個消えます。
ノートPCは使い方で分かれます。
- 13〜14インチクラスのUSB-C充電機:Type-Cケーブル1本で充電。65W(1ポート時)で足ります
- Type-Cを2ポート同時に使う場合:45W+20Wの配分になるため、「省電力ノート+スマホ」の組み合わせが現実的
- 100Wクラスが必要なゲーミングノート等:AC差込口に純正アダプタを挿します
手順3:残ったAC機器を4個口へ
モニター、デスクライト、スピーカーなどを前面2・背面2の4個口へ。差込口は斜め設計で片手で抜き差ししやすく、間隔50mmなので大型アダプタ同士も干渉しにくい配置です。クランプで固定されているため、片手で抜いてもタップが動かない——床置きタップとの一番の体感差はここです。
これで足元に残るのは壁コンセントへの2mコード1本になります。
買う前に知っておくべき注意点
合計1350Wまで(1500Wではない) 一般的なタップより定格がやや小さい設計です。デスク周りの機器なら十分ですが、ヒーターやケトルなど熱機器の同時使用は避け、壁コンセント直挿しに分けてください。
一括スイッチは公式仕様に記載なし 通販ページの商品名に「一括集中スイッチ」とある例を見かけますが、メーカー公式の仕様表・特長には記載がありません。スイッチで待機電力を切る運用が必須の人は、スイッチつきモデルを選ぶ方が確実です。本機は代わりに、全口ホコリ防止シャッター・絶縁キャップ・二重被覆コード・過電流保護と「挿しっぱなしの安全」に投資した設計です。
雷ガードの記載もなし 雷サージ保護が必要な環境では、壁側に雷ガードタップを1段挟む構成を検討してください。
USB-Cの65Wは1ポート使用時のみ 3ポート全部から65Wが出るわけではありません。この仕様を理解して機器を割り振るのが本機を活かすコツです。
デスク充電環境の全体設計
本機は「タップ+USB充電器の統合」という立ち位置の製品です。充電器を独立して選びたい人や、デスクの充電ステーション構成を一から考えたい人は、こちらの記事も参考にしてください。
充電器一体型タップ(Anker等)との違いは、本機がクランプ固定=「机の縁」という置き場所を持っている点です。机上に平置きするタップはどうしても書類やキーボードと場所を取り合いますが、縁への固定は占有面積が実質ゼロになります。
まとめ
| 困りごと | 本機の答え |
|---|---|
| 充電器がコンセントを占領する | USB-C×3+A×1を内蔵、充電器3〜4個を削減 |
| ノートPCの充電器が大きい | PD65W(1ポート時)でUSB-C充電に統合 |
| 足元のタコ足が危ない | 天板の縁に固定、床には2mコード1本だけ |
| 抜き差しでタップが動く | クランプ固定+斜め差込口で片手操作 |
| ホコリ・トラッキング火災が不安 | 全口シャッター+絶縁キャップ+二重被覆コード |
「充電器の数を減らし、残りを縁に集める」——デスクの配線問題はこの2手でほぼ片づきます。定格1350Wと一括スイッチ非搭載(公式仕様に記載なし)だけ理解して選べば、価格に見合う働きをする1台です。